
ズワイガニのブランド名一覧まとめ!よくある誤解とは?
ズワイガニと言っても、その種類とブランド名が意外と多いのをご存知でしょうか。
知っているとお歳暮などでの贈り物選びに役立ちますし、ブランドを知って食べると味も変わってくるかもしれません。
今まで関心が無かった人も、これから少しこだわってみると、より美味しいカニが楽しめますよ。
ブランドの前にズワイガニの種類
ブランド名の前にズワイガニには種類があることを理解しておいてください。
主な種類は「本ズワイガニ(オピリオ種)」「大ズワイガニ(バルダイ種)」「紅ズワイガニ」の3種類です。
※近縁の海外種や雑種も含めるともっと多い
この中でも流通量が最も多く、一般的に皆さんが口にするのは本ズワイガニです。
そして現在、ブランド名が付いているものも本ズワイガニが最も多くなっています。
なので、ブランドのズワイガニが必ずしも異なる種類である訳ではないので誤解しないようにしてください。
種類に関しては、こちらの記事に詳しくまとめています。
⇒ズワイガニの種類!通販で役立つバルダイ種とオピリオ種の特徴
ブランドが付く基準
基本的にブランド名は、水揚げされた地域または漁港によって名前が変わります。
ただし、ブランド名を持っている漁港で水揚げされたズワイガニに全てブランドが付くわけではなく、一定の基準を満たしたものだけがブランドを名乗ることができます。
その基準は地域や漁港によって違うので、一概に言えませんが、色や大きさや形などの品質基準で判別している場合が多いです。
そして、ブランドが付いたズワイガニの脚にはタグが付けられ(全てではありません)、このタグによってブランドを見分けることになります。
これはブランドが違っても同じ種類のズワイガニだと、見た目で判断することができないということもあり、福井県の越前ガニからタグ付けが行われるようになったそうです。
ブランド名一覧まとめ
冒頭でお伝えした3種類のズワイガニからそれぞれブランド化されています。
種類1:大ズワイガニ(オピリオ種)
・芳ガニ⇒山形県庄内浜で水揚げされた雄
・越前ガニ⇒福井県で水揚げされた雄
・加納ガニ⇒石川県で水揚げされた雄
・北海松葉ガニ⇒北海道で水揚げ(ロシア産および大ズワイガニ含む)
・松葉ガニ⇒山陰地方で水揚げされたズワイガニの総称
松葉ガニは、山陰地方の中から水揚げされた漁港によって、さらに細かくブランド化されています。
・鳥取松葉ガニ⇒鳥取県
・間人(たいざ)ガニ⇒京都府-間人漁港
・柴山ガニ⇒兵庫県-柴山漁港
・香住松葉ガニ⇒兵庫県-香住漁港
・津居山ガニ⇒兵庫県-津居山漁港
・セコガニ⇒子持ちのメスの松葉ガニ
・若松葉ガニ⇒脱皮したての雄
種類2:大ズワイガニ(バルダイ種)
大ズワイガニに関しては、水揚げ量が本ズワイガニの2%程度となる希少価値の高いものです。
流通量も少ないことから地域や漁港による特別なブランド名は今のところありません。
恣意て言うなら、北海道で水揚げされた大ズワイガニを北海松葉ガニという事があります。
種類3:紅ズワイガニ
・香住ガニ⇒兵庫県-香住漁港
ブランドに関するまとめ
上記を見ると、本ズワイガニが最も多くのブランドがあることが分かりますね。
本ズワイガニは水揚げ量が一番多いことに起因して、それぞれの地域や漁港によって特色を出しています。
よく松葉ガニと越前ガニは別物と誤解されている方がいますが、同一種類であると理解しておいてください。
とは言え、それぞれの漁港でブランド基準がありますので、品質に微妙な差はあります。
その差を感じ取れる蟹通の方は、ブランドによって好みを持たれる場合もありますので、食べ比べてみるのも面白いかもしれません。