
タラバガニの旬は地方によって時期が違う!?北海道の漁期は?
冬になると食べたくなるカニ
そのカニの中でも身が豊富で食べ応えのあるタラバガニは大人気ですね。
ですが、意外と獲れる地方や旬、美味しい時期を知らない方も多いと思いますので、タラバガニのちょっとした豆知識を紹介します。
タラバガニの旬や最適な時期
上品で淡白な味が人気のタラバガニですが、国内で販売されているタラバガニのほとんどはロシア産です。
実はロシアでは1年中、漁が行われているので、漁獲量も必然的に多くなるようです。
そして、日本では北海道が有名ですが、漁期は1月から5月、その他の地域では9月から10月にも漁が行われているところもあります。
日本でのタラバガニの水揚げ量が最も多いのは北海道の最北端、稚内となります。
タラバガニのおいしい時期、つまり旬はオホーツクから流氷が去った後の4月から5月です。
この時期は海中のプランクトンが多くなり、栄養豊富でタラバガニもたくさん取れますし、身が甘くなって美味しいのです。
オスとメスの違い
市場で見かけるのは、ほとんどオスのタラバガニです。
この時期はタラバガニの産卵期でもあります。
日本国内ではメスの捕獲は禁じられているので、市場には出回らないのですが、たまに外国産のメスのタラバガニが販売されていることもあります。
メスはオスよりも小ぶりで、産卵にエネルギーを使ってしまうので、身の味は落ちますが、卵を持っているので、珍味として味わうことができます。
タラバガニを美味しく食べるには?
もう一つのタラバガニの旬は11月から2月です。
「硬ガニ」といって、脱皮後で身入りがよく、身が最も引き締まる時期です。
ぷりぷりの食感を味わうことができますよ。
ただし、その年の水温や個体によって脱皮時期に差があり、多少ばらつきもあります。
タラバガニの美味しい食べ方はカニ鍋、カニしゃぶ、味噌汁、焼きガニなどです。
茹でたり、ステーキにしても美味しく食べられます。
冷凍のタラバガニを解凍する場合は、冷蔵庫でゆっくり時間をかけて解凍しましょう。
時間をかけて解凍することで、カニのエキスが流れ出るのを防ぎます。
切り分けるときはキッチンばさみを使うと簡単に切り分けられます。
ちなみにタラバガニはカニと言う名が付いているものの、実はカニではなく、ヤドカリの仲間です。
普通のカニの足は10本ですが、タラバ蟹は8本です。
鱈場(タラのとれる場所)でとれる事から、タラバガニと呼ばれるようになったようです。
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