
カニの「訳あり」とはどういう状態か!?味や品質の違いはある?
身がびっしり詰まったカニは、大人から子供まで大好きな食べ物ですよね。
しかし、その分高いというのがネック…。
そんな時、よく見かけるのが「訳あり」カニです。
「訳あり」という状態なので、何かあるのでしょうが、具体的にどのような状態の事をいっているのかわかりませんよね。
そこで今回は「訳あり」カニについてまとめてみました。
カニの訳ありとはどういう状態か
カニには養殖物と天然物の2種類があります。
養殖物は、人工飼育で養殖している為、カニのサイズなどを見計らってとることが出来ますが、天然物は、網を仕掛けて一気に捕獲します。
この為、カニの大きさが異なっており、小さいものや足が揃っていないといった状態のカニが混ざることがあるのですが、それらのカニが「訳あり」という部類に入れられます。
また、この他に、流通の際や水揚げ・ゆでる際(加工時)などに
甲羅に傷が入った
フジツボがついていた
足が折れた
傷が生じた
といった場合も「訳あり」になります。
味や品質には問題がないのですが、見た目が…といったカニが、訳ありとして販売されている為、通常よりお安く購入する事が出来るんです。
訳あり品の注文のメリット
訳あり品をネットショッピングなどで注文した際
格安で買える
カニの量が多い
むき身の状態であることが多い
産地直送である
といったメリットがあげられます。
訳ありは、その名の通り訳ありなので、正規の価格より格安で買うことができ、それでいて入っている量も多いんです。
これは、ちょっとしたご家族のお祝いなどにも使えるので便利ですよね。
更に「むき身」状態であるのものが多いので、小さなお子様やご年配の方が、食べやすく、産地直送なので、カニ本来の美味しさを頂くことができるのも、注文の嬉しいメリットです。
訳あり品の注文のデメリット
通常、訳ありは見た目の問題であり、味や品質は変わらないものですが、一部の業者によっては明らかに品質が落ちる粗悪品を販売している業者も存在します。
中身がスカスカ
冷凍保存期間が長い
カニの偽物
といったものが問題となっています。
身がほとんどないスカスカのカニや、長期保存により、水分がなくなり身がパサパサで酸化してしまったカニ。
もっと酷いものは、アブラガニをタラバガニと偽って販売しているものです。
アブラガニとタラバガニは、非常に似ている為、足だけの状態にして売っていると、見分けがつかないレベルです。
昔よりは、偽装して売る業者は減ったものの、やはり0ではありません。
訳あり品を注文する上で、この様なデメリット(粗悪品)もあるという事を認識しておく必要があります。
訳あり品は販売店選びが大事
粗悪なものを買わない為にも業者、販売店選びは大切といえます。
信用がおける販売店から購入するには
カニの名称・サイズ・賞味期限・消費期限の記載
電話番号や住所の記載
訳ありの理由を記載(もしくは電話で説明)
などをしているところを選ぶようにする事です。
これ等の記載がない業者は、信用できない場合が多いです。
特に訳ありの理由は様々なので、何を訳ありとしているのかしっかりと確認するのは大事になります。
また、口コミやレビューなども購入する際の参考になりますので、チェックされてみるのもいいでしょう。
このように訳ありのカニでも、ちゃんと信頼できる販売店で購入すれば、通常よりも格安でお得にカニを堪能することができますよ。